展覧会2005年 5月−8月

5月 Cirque de Soleil

 

 
 
5月だというのに真夏のような暑さ。そんな中ブローニュのテントへ、シルク・ド・ソレイユのサルティンバンコを観にいく。テントの規模や会場のセキュリティーなど、サーカスと簡単には言えない巨大エンターテイメント。
完全に満席の会場はほとんどが大人たち。綱渡りや道化など昔ながらのサーカスも、オリジナルの生バンドと、計算された照明、素晴らしい衣装で、モノ悲しさとは無縁。
素晴らしい音楽に珍しくCDなど購入してしまう。
サーカスを見たあと会場を去る人々を見ていると、必ずペットボトルを振り回したり、ガードレールを飛び越えたりする人がいるのも笑える!

5月 Pina Bausch

 

 
 

ピナ・バウシュの新作。どうやってもチケットが取れないので仕方なく
「チケット探しています!」の紙を持って劇場前へ!
世界中仕事で飛び回っている私には、一年も前からの予約などとってもムリ・・。
幸運にも素晴らしい席を売ってくれる人が現れ、ご機嫌。
初日とあって幕間のフォアイエも本当に華やか。
「日本」がテーマのせいか、やたらに人に話しかけられる・・・。

5月 Spectacles Vivents

 
 
 
 

久々にポンピドーセンターでSPECTACLES VIVANTS
のプログラムの中の
"Alain MICHARD"と"Jennifer LACEY"
を観る。相変わらずココのスペクタクルはなかなか興味深い。
"Alain...."のほうはシンプルすぎるほどの舞台装置??ともいえず???

"Jenny..."のほうは、スクリーンに映る映像と実際のダンスの組み合わせが面白く、
大きな画面で見るコンテンポラリーダンスは実際より生々しくなくて好きなのだけれど、
こういう組み合わせもあると・・・。

5月 AA School

 
 
 
 

ロンドンの仕事もようやく一息。AAスクール(建築学校)のギャラリーへ。
学校全体の雰囲気がかっこよくて、ギャラリーを見たり、本屋さんを覗いたり・・・。
オススメ本のコーナーに主人の翻訳した本があってびっくり。

5月 Tate Modern Gallery

 
 
 


ようやく時間が空いて念願のテート・モダンへ。
外観の壮大さと内部の巨大空間。昔の倉庫かしら?
普段小さなアトリエでチマチマと制作している私にはこの空間だけでも刺激的!

5月 Teater de la Ville

 
 
 
 

テアトル・ドゥ・ラ・ヴィルにて「Francois Verret」を観る。
立体的な舞台装置が面白い。いつかこういう仕事がしてみたい。
コンテンポラリーダンスは好きで数多く観ているけれど、「コレが正しい!」というような評価の基準が
ない気がしてとても楽。
照明や衣装もいつも興味深い。

5月 Maurice Bejart

 
 
 
 
   
 

 

 

パレ・ドゥ・スポーツでモーリス・ベジャールのバレー「Maurice Bejart 50ans de Passion」を観る。
バレーの内容というよりも、コンテンポラリー・バレーをここまでに育て上げ、この巨大な会場をいっぱいにするほどのビッグ・ビジネスに発展させたことにまず感動。
ベジャール氏のバイオグラフィーのように短編で展開されるせいか、リズム感に溢れ、ミュージカルにも似た感覚。小さな会場のマニアックなコンテンポラリー・ダンスとは客層も随分違う!
「世界的な知名度」とはこういうことか・・。最後の登場の仕方もやはり大御所!という感じ。

5月 Fondation du Cartier

 
 
 

カルティエ財団で「川口倫子ー写真家」展を見る。
日々の慌しい生活で見過ごしてしまうような「小さなモノ、コト」が被写体で、静かな凛とした
透明感のある作品。
パリでこうして日本人の作品を見るのは嬉しい。
この展覧会のカタログのエピローグのエッセイも淡々としていて素敵。
人生は毎日の小さなことの積み重ね、ヒトは生まれ、そしてヒトは死んでいく・・・。
淡々とした日々の中にも、きらりと光る瞬間はありますね・・・・。

5月 Sts Peres Gallery

 
 
 
 

サンペール通リの中庭の奥にひっそりあるギャラリーサンペールにて「gens de pluie」
写真展を見る。写真に特殊な加工をして、額縁と言うよりはまさに「BOX-ART」
中に入っているモノは違っても、額とか箱、って一つのコンセプトだな・・・。
それにしても、こんな中庭の奥にアトリエ建築のような巨大なスペースがあることにも驚き!

5月 Pina Bausch

 
 
 
 
   
 
 

オペラ座にてピナ・バウシュのオペラーバレー「Orphee et Eurydice de Christoph W.Gluck」を観る。
大御所のピナ・バウシュのオペラ座での初日とあって本当に華やか!大物政治家が続々と登場したり・・・。
なぜか私のお隣もかなりのオオモノ、思い切り「観光客」のフリをする私。
両隣はお知り合いらしく、私を挟んでお喋りに花が・・・「控えめ」なのは美徳と信じ幕間までは無事に。
しかし幕間に友人と話してるところを見つかってしまい・・・、その後は質問攻めに!
何人かのヒトが私のブティックを知っていたのには驚いたし嬉しかった・・・。

それにしても・・・、昨日のベジャールのマティネもかなりすごかったけれど、今日はやはり夜、ソワレのマダム達の素敵なこと!
こちらも同じピナ・バウシュでもテアトル・ドゥ・ラ・ヴィルとは客層が違う・・・。
クラシックの極みのようなこのオペラ座の装飾のなかにぽっかりとモダンな空間が浮き上がって、その対比が面白い。幕間がまたひとつのドラマで、シャンパンを頂きつつ眺める。
それにしても終わってもまだ空が明るいのは素敵!

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