展覧会2005年 4月

Paris

 
 
 

リュクサンブール公園にある宝石のような小さな美術館でマチス展を見る。
タイトルにもある通り、マチスの晩年の作品、切り絵のオリジナルなど厳選された素晴らしい作品展に感激。
特に晩年、ベッドで寝たきりになっても、車椅子でも、「描き続ける」この姿勢に、
感動!「生きる=創作」

 

 

 
 

モンパルナス近くのザトキン美術館へ。
このパリのド真中に、中庭に面した素晴らしいアトリエ・・・。
こんなアトリエで制作できたザトキンに思いを馳せる。
新緑のまぶしい緑の中にザトキンの習作。
別室では新しいアーティストの展覧会も。

 

 

Milano
 
 
 
ミラノに来ると必ず来るのがココ。
プラダ財団。スティーブン・マックイーンのビデオアートの展覧会。
あまりにも真っ暗で危険を感じる!
この会場のエントランスのデザインはいかにも会場に登って行く、という感じが好き。

 

 
   
 
 
ドゥオモのお隣のあまりにもミゼラブルな宮殿Palazzo Realeで、
「イタリアデザインの50年代」展を見る。今晩はパリでいうノクチューン、22時まで開いているので
夕暮れに沈むドゥオモの美しさに思わずプロセッコをカフェのテラスで頂いてから。
ミゼラブルにもほどがあると中に入るのは初めてだけれども、インスタレーションのダイナミックさと、
コレはもちろん、50年代のイタリアデザインの素晴らしさ!で、大変見ごたえのある展覧会。
建築部門はなぜか貧弱だったのが残念だったけれど・・・。

 

 
 
 
 
こちらもミラノの定番。コルソ・コモディエチ。
SHOPのアクセサリーは圧巻の充実ぶり。
中庭のカフェも素敵だし、2階のBOOKSHOP、ギャラリーも面白く、つい長居してしまう。
ギャラリーでは草間弥生展が。
草間作品を布地にプリントして、コスチュームやソファ、壁のファブリックに!
ずいぶん前に東京の原美術館で観た、「黄色いドット」の部屋は素材がもっと硬質だったので、同じプリントでも、素材でずいぶん違う、という印象。

 

Venezia
   
 
 
カルロ・スカルパの作品をマリオ・ボッタがリノベーションしたという、宝石のような建物、クイリーニ・スタンパリア財団で「Remo Salvadori」展を見る。
ステンレスワイヤーの巨大なリングを、ヴェネツィアその物の息の詰まるような濃い空間にインスタレーションしてある。ステンレスのワイヤーは大好きな素材。

 

Paris
 
 
 
リボリ通りに面した、装飾美術館にて、「Yohji  YAMAMOTO」展を見る。
1階は布の反物や、スケッチ、アトリエの再現。ビデオによるパリコレの映像。
2階はガラっと変わって、過去から現在までの作品を、蛍光灯のインスタレーションで美しく追っていく。
1階と2階のコントラストが面白い。
作品も触れるような展示で、素材の質感が良くわかって、「デザインと素材の組あわせ」は
いかなる分野でも重要だと再認識させられる。

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