展覧会2005年 10月

Paris



 
 

ようやく長かったヴァカンスもあけ、オペラもその他のコンサートもシーズンの始まり。
レンゾ・ピアノの設計による現代音楽の殿堂(?)IRCAMにて
「CURSUS2」のコンサートへ。コンピューターの画面とキーボードの組み合わせなんかもはやクラシック!
掃除用もブラシでドラムの表面をこすった音をコンピューターで画像に??
こういう「音楽」の分野もあったのね・・・。と昔、辛かったピアノの練習を思い出す・・・・。

 

Paris



 


 
 

モンパルナスにある宝石箱のようなブルーデル美術館へ。
クリスチャン・ド・ポルザンパルクのリノベーションで生まれ変わった
彫刻家ブルーデルのアトリエ。こうして作品が作家のアトリエごと一箇所にまとまっているのは
、なにか大切なことのように思う。その中で
「Didier VERMERIEN」の展覧会を見る。陶器のキューブという同じ条件であらゆる
パターンを表現していて面白い。

 

Paris



 
 
 

カルティエ財団に「J'en Reve」展を見に行く。まだ若い作家を各国から集めているけれど、日本の若いヒトの作品が面白い。外国にまったく媚ない、東京っぽいというか・・・いい時代だなーとしみじみ。
ジャン・ヌーベルの設計によるこの巨大なガラスの箱も、ようやく緑が茂ってモンパルナスの街並みに溶け込んできた。こうしてエッフェル塔もパリに受け入れられてきたのかしら・・・・。

 

Paris



 
 

モンマルトルのふもとアベスにある市立劇場に「Robyn Orlin/Vera Mantero」のダンスを観に行く。
マイクロカメラでお客さんの顔や自分を舞台のスクリーンに映して・・・・。うーん??
ダニエル・ビュランによる内装にちょっとほっとする・・・。
現代ダンスってスゴイ・・・・。

 

Paris



 


 
 

市立劇場にダンス「Akram Khan/Sidi Larbi/Chekaoui」を観に行く。
日曜日のマティネとあってステキなご夫妻がいっぱい。
現代ダンスにこれだけ年齢層の高い観客、パリらしい光景。
ミニマルで無機質な舞台装置に有機的なダンス、アラブっぽい音楽の組み合わせで何だか
不思議な「お香」のような舞台(?)に静かな気持ちになる。

 

Paris



 
 

ポンピドーセンターのSpectacle Vivantのプログラム、「Jenifer Lacey/Nadia Lauro-MHMMM」
を観に行く。市立劇場のシャトレやアベスに現代ダンスを良く観に行くけれど、このポンピドーセンターの
ダンスはさらに新しい??女性3人のトリオだけれど動きも衣装もちょっと凄すぎて・・・。私なんておとなしいものだわ・・・。

 

Tokyo


 
 

パリはもう真冬なのに、爽やかな秋晴れの日本って素晴らしい!
日本で唯一のマリオ・ボッタ作品、ワタリウム美術館にて「テンポラリー・イミグレーション展」をみる。
テクノロジーの進歩で短時間に長距離を移動できるようになった今日を実感するような展覧会。
私自身、パリで仕事はしているけれど「住んでいる」感はあまりない。
私にとってパリはヨーロッパの活動の「拠点」、同じく東京はアジアの「拠点」。
飛行機に乗って移動している間も仕事をしているし・・・
「キネティック・アーティスト」・・・・・まさに「テンポラリー・イミグレーション」

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