2022November

 

 
 
 
11月に入っても暖かい日が続き柿が大豊作の今年、熟した実でジャムを作る。酸味の少ない柿は控えめのお砂糖で煮詰め、ビンを煮沸してスタンバイ。忙しい日々の中でジャムを煮る静かな時間は気持ちが整っていくよう。鮮やかなオレンジの美しいジャムが出来上がる。

 

   
 
 
長い間始めたいと思いつつ出来なかったゴルフ。始めるなら今がラストチャンスと一念発起、友人に進められてゴルフスクールの見学に行く。中学生の時、初めてテニススクールに登録した時のような不思議な爽快感に期待も高まる。

 

 
 
軽井沢プリンスのスキー場は人工雪のため11月3日にオープン。3年ぶりのオープニングイベントも賑やか、ゲレンデは既にリフト待ちの列。快晴の青空の下、真っ白い雪にカラフルなスキーウェアが眩しい。

 

 
 
軽井沢もすっかり秋が深まり紅葉の季節、木々の色と青空のコントラストが美しい。スキーシーズンも始まり車にスキーラックを装着、ゲレンデまでの道は真っ赤な紅葉に彩られる。

 

 
 
いよいよ私も初滑り、人工雪とは思えない立派なゲレンデに驚きつつ初滑りの感触を楽しむ。澄んだ青空と真っ白な雪を紅葉が彩る、不思議なコントラストは軽井沢ならでは。 リフトから眺める斜面に沈む夕日も美しい。

 

 
 
初滑りの後の筋肉痛で運動不足を痛感するのも毎年の事、朝のウォーキングもいつになく速度を上げる。燃えるような真っ赤な紅葉と光る水面の美しさを満喫しつつ、ひたすら歩く。

 

 
 
リモートワークで一仕事終え、夕方近くにスキー場へ。午前中の大混雑も終わり静かなゲレンデで浅間山を眺めていると友人に遭遇、初滑りの記念写真を撮る。夕暮れのゲレンデの静寂は何ともポエティック、雪山の美しさを静かに味わう。

 

 
 
母の作品の整理もいよいよ終盤、作品のタイトルと写真を合わせ箱にインデックスを貼る作業もようやく終わり。窓の外は山の秋、紅葉に常緑樹の濃い緑が美しい。

 

 
 
友人と早朝ゴルフの行きに雲場池に寄る。この時期の雲場池を見るのは至難の業と言われる紅葉の名所、朝7時前だというのに渋滞で駐車場もいっぱい。道路脇も池の周りも人でごった返す大混雑で写真を撮るのも一苦労。

 

 
 
雲場池のあまりの混雑に驚きつつようやくゴルフ場に到着。見渡す限り快晴の空に浅間山が美しく聳え、雲場池の雑踏を忘れる。超初心者の私はひたすら練習に励む。

 

 
 
雲場池を見て打ちっぱなしを終えてもまだ8時、開いたばかりのベーカリーで友人と朝のコーヒーを楽しむ。超朝型の私でも全てが早過ぎ、このイキオイだと一日はとても長い。次々と焼きあがるパンの香ばしい匂いに包まれて至福のコーヒータイム。

 

 
 
早朝の森をゆっくり散歩しながら家に帰る。朝の眩しい光と青空、燃えるように赤いもみじと濃い緑の松、色とりどりの紅葉のトンネルをくぐる様に歩く。あまりの美しさに ずっと佇んで居たいほど・・・。

 

 
 
一日中リモートワークでさすがに疲れ夕方は再びスキー場へ。数本滑ると日がぐんぐん落ち始めゲレンデに沈む夕日をリフトから眺める。空と雪に包まれた静かな時間がとても好き。

 

 
 
連休もそろそろ終わり東京に帰る朝、ゴルフ場から直接スキー場に行くため友人の車を待つのもスキーと一緒。グルーミーな空が少しずつ晴れて打ちっぱなしも快調、黄色いゴルフボールがグリーンをバックに弧を描くように飛ぶ。

 

 
 
早朝のゴルフを終えてゲレンデに着くと既に友人は滑走中、幼稚園からの幼馴染みのスキーメイトと楽しいシーズンイン。午後には東京に戻り、打ち合わせに間に合うのも軽井沢の魅力。

 

 
 
連休明けはいつも忙しいけれど、コロナも収まり始め打ち合わせのハシゴも再び。スタイリストさんとヘアメイクの相談をしつつ自身のヘアカット、それでもカフェはまだ時短で19時を過ぎるとどこもガラガラ。

 

 
 
 
コロナ禍の外出制限中に始めたランニングとバドミントンもすっかり朝のルーティンに。快晴の早朝、朝陽を浴びながら走る気持ち良さは格別。

 

 
 
執筆中の本の資料を探すため神保町のヴィンテージマガジンのお店を訪ねる。フランスのVOGUEやELLE、懐かしい表紙に80年代が蘇る。

 

 
 
コロナ禍のリモートワークですっかり様変わりした大手町、その間にクローズしたお店、オープンしたお店と様々。対面の打ち合わせも復活し新社屋に移って心機一転。

 

 
 
最近始めたばかりのゴルフ、友人の勧めで訪れたゴルフスクールはビルのワンフロアがグリーンに。フランス人が見たら驚くようなTOKYOらしいゴルフ環境にびっくり。

 

 
 
 
ようやく仕事の打ち合わせも友人とのディナーも復活、3年ぶりに幼馴染みと集まる。皇居のお堀に面したレストラン、11月だというのに屋外のテラス席で夜風に吹かれつつチャイニーズを頂く。静まり返ったお堀の水面にライトアップされた橋が映り荘厳な美しさ、久しぶりの再会を祝う。

 

 
 
コロナ禍にひっそりオープンした天然酵母のパン屋さん、奥にはビストロ風の小さな樽席がある。パンの酵母とビールの酵母、初めて知る組み合わせにも納得、デンマークのカールスバーグビールに天然酵母のパンを合わせて。ワイン派の私はオーガニックワインをチョイス。

 

   
 
 
先月初めたばかりのゴルフ、基本が大切という信条の元とうとうレッスンを受ける事に。クラブの種類すらわからない私がラウンドを回れる日が来るのだろうか・・・。

 

 
 
 
慣れないゴルフで痺れた手とガクガクの足のまま表参道のギャラリーへ。母の親友、画家の佐野ぬい氏の90歳を記念した展覧会。同潤会アパートはパリを思わせる素敵な佇まい、蔦の絡まる階段を上ると鮮やかな「佐野ぬいブルー」の世界が広がる。

 

 
 
 
3年ぶりに渡航ヴィザが緩和され海外からのお客様も続々来日、フランスから建築家の友人が到着。小津の映画のような赤ちょうちん街を歩きつつ、21歳から長く続く友情と3年にも及んだコロナ禍を思う。

 

 
 
 
アトリエや事務所の不要品をリサイクルの施設に寄付する。リサイクルショップも楽しくカトラリーやグラス、和食器などまるでパリの蚤の市のよう。

 

   
 
 
執筆中の本の原稿をプリントアウト、編集者に送るため目次順に並べる。まだまだドラフトの段階で先は長い・・・。

 

 
 
 
本文に使う写真が時系列に並ぶアトリエ。どのシーンも思い出深く、本文に沿って写真を揃えて行くのは楽しい作業。子供の頃の工作や絵画の写真、パリのアトリエの移り変わりなど自分史とも言える写真の列を眺める。

 

 
 
 
フランス人の建築家の友人達を我が家にお招き、日本ならではの食材を母から受け継いだ漆器に並べる。籠には色とりどりのおちょこ、アペリティフ代わりに日本酒を楽しむ。

 

 
 
 
アトリエでは過去の作品のアーカイブや新作、サンプルや素材などに興味深々。分野の違うデザイナーの仕事はお互いに興味深く、全く違う意見も刺激になるモノ。延々と質問が続きなかなかディナーが始まらない。

 

 
 
隅田川沿いの問屋街はメッキ工場や梱包資材の倉庫が並ぶ。中国のゼロコロナ制作の影響で欠品が続く梱包材、生産地を替えて新しく仕入れたサンプルを見に行く。隅田川を渡る光景も美しく夕暮れの川面にビルの灯りが映る。

 

 
 
 
スキーシーズンも始まり週に一度は軽井沢へ。人工雪とは言え見た目はそれなりのゲレンデ、青い空に真っ白な帯のようなピスト。浅間山を眺めつつ滑る爽快感に仕事の疲れも吹き飛ぶ。

 

 
 
スキーキャリアに板を積み早朝のゲレンデでひと滑り、誰もいない真っ白なピストに朝陽が眩しい。午後には東京に帰る新幹線、車窓からの山々はまだ緑で雪の季節は遠い。

 

 
 
フランス人の友人達と神保町を歩く。執筆中の本の資料探しですっかり詳しくなった古本屋街、馴染みのお店で日本の古書や文豪の直筆原稿などを見せて頂き〆はお蕎麦と日本酒で大満足の神保町散歩。

 

 
 
 
フランス人の友人が泳ぎたいとのリクエストで今度はスパをご案内。プールでゆっくり泳ぎジャグジーで体をほぐした後は岩盤浴とサウナで芯から温まる。一緒に泳ぐのはパリのプール以来、もう30年も前の事。

 

 
 
地下鉄から直結してスパやホテル、レストランまで繋がっている大手町をご案内。東京ならではの街の構成、高層ビルと皇居のコントラストに驚きつつ静かなお堀に映る橋の美しい光景にため息。すっかり東京を満喫している友人の笑顔が嬉しい。

 

 
 
パリでもSUSHIは既に日常的に食べられるけれど回転ずしはあまりない。リクエストに応えてお連れしたファミリータイプの巨大な回転ずし、新幹線で運ばれてくるお寿司に目を丸くし、テーブルに付いた熱湯が出る蛇口にもびっくり。帰りは「ガチャ」でおもちゃを買い童心に返ったように大喜び、フランス人の視点はいつも興味深い。

 

 
 
友人達が泊まるホテルで朝食をご一緒した後お部屋でお喋り、まだ数日の滞在とはいえ既に長く暮らしているようなインテリア。窓からの景色が東京らしくてお気に入りと、本当に楽しそう。グルーミーな日曜の朝の素敵なひととき。

 

 
 
いよいよ22回目のFIFAワールドカップ、カタール大会が始まる。大会スローガンは「Now is ALL」今こそがすべて!初の中東開催も興味深くタミム首長の挨拶の後、アラブの遊牧民族であるベドウィンのルーツをモチーフとしたテント型のあるベイト競技場の屋根から花火が打ち上げられる。オイルマネーによる桁違いの予算、31兆円と言うのも驚く。

 

 
 
 
始めたばかりのゴルフのレッスン、あまりに初心者なのでまだ何でも楽しい。アトリエから気軽に行かれるのも良い気分転換ですっかり日々のルーティンに。

 

 
 
フランス人の建築家の友人達は主人の大学でワークショップを終え、ゼミの学生さん達が我が家に集まる。コロナ禍以来すっかり定着したバイキング形式、お重やお皿をセットすれば後は並べるだけ。友人達も日本の学生さんに囲まれて楽しそう。

 

   
 
 
アトリエはクリスマス用の納品でごった返し、ようやく検品に辿り着く。整然と並べられた作品たち、お客様のお手元に届くまであと少し、クリスマスももうすぐソコ。

 

 
 
 
ようやく大量の納品を終えてひとまず軽井沢へ。西日がさす夕方のゲレンデは美しく、浅間山もいよいよ冠雪。

 

   
 
 
軽井沢では静かに執筆に集中できるので、朝型の私は益々早起きに。夜明けが少しずつ遅くなり冬の到来を感じつつひたすら書く・・・。

 

 
 
今年は3年ぶりの行動制限のない冬、スキー場はウィークデーでも大変な人。早朝にひと滑りしたところへフランス人の友人達が到着。初めて見る「人工スキー場」にびっくり、ゲレンデを眺めながら皆で朝のコーヒーを楽しむ。

 

 
 
スキー場を後に切り蕎麦発祥の地、小諸の街へ。お馴染みの丁子庵のお座敷で寛ぐ。お蕎麦が大好きと言うフランス人の友人はそば茶や蕎麦湯にも興味深々、お味噌を買ったり城下町らしい古い町並みを堪能する。

 

 
 
食後のコーヒーは軽井沢に戻り我が家のお庭でエスプレッソ。子供の頃から毎年写真を撮って来た大きなもみの木の前で友人と一緒に、34年の長い友情に感謝する。ギャラリーをゆっくり見た後はトレーニングマシンに乗って記念写真。

 

 
 
フランス人の友人達もいよいよ明日は帰国、最後のディナーはお寿司屋さんで。カウンターも席も全てアクリル板とビニールシートで仕切られていることに驚く。我が家でお茶と甘味をご一緒して、駅までの道もすっかりマスター。パリとは全く違う住宅街で最後の一枚。

 

 
 
 
強化月間のごとくひたすらゴルフに通う今月、基礎練習ばかりだけれど「反復練習」こそ上達への近道。コツコツ続けるのが得意な私にはぴったりなレッスン、ラウンドに出る日はまだまだ先。

 

 
 
 
久しぶりに北海道から上京した友人と東京駅で待ち合わせ。テーマパークのような人工の空に思わず時間を忘れ、ディナーが終わる頃には人っ子一人居ないオフィス街にびっくり。コロナ禍で人々の行動が変わり夜は全てに早く街はどこもひっそり。

 

 
 
神宮外苑のゴルフ練習場はすり鉢状の広大なグリーンに球を打つ音がこだまする。いとも簡単にクラブを降る友人の横で慎重に一球一球練習する私。オリンピックのオブジェを眺めつつ、再開発のため今年いっぱいでクローズする練習場を後にする。

 

 
 
diary index クライアントにコロナ禍ですっかり様変わりしたオフィス街を案内して頂く。地下とは思えない街並みが続きテーマパークのフードコートの様。クリスマスのデコレーションも始まりいよいよ今年もあと少し、イベントフルな11月がようやく終わる。 page top

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