2007 August

Paris

 
 
 
新しくシャイヨー宮の中に出来た「パレ・ド・アーキテクチャー」にクリスチャン・ド・ポルザンパルクの展覧会を見に行く。主人が勤めて居たのはもう15年も前。初めての日本人、と言うこともあってコンペの前の徹夜態勢のときはお夜食に、とお寿司をケイタリングして下さったり・・・。私の作品も真剣に意見してくださったり・・・。大好きな建築家の1人。フランスに長く居ると、ポルザンパルク氏の思考回路が、本当にフランス人の「テイスト」の真髄である事を実感する。マスコミに極力出ない、姿勢からか、昨今会う日本の若い建築学生が全く知らないのも興味深い。マスコミに出ることだけが本当のにおきている事とは限らないのに・・・。大変な数の、意義あるプロジェクトに感動する。

 

Paris

 
 
 
同じくシャイヨー宮で、ロザリオ・サルモナ展を見る。私自身はあまり馴染みのない建築家だけれど、自分の知ってることなんてほとんどたいした事ない、といつも言い聞かせているので、「お勉強モード」で見る。 マスコミに出ていることと、実際に起こっている事が「全くと言っていいほど違う」このサンジェルマン・デ・プレに住んでいると、マニアックな物、マニアックな事、知るヒトぞ知る、と言う事の価値を実感する。

 

Paris

 
 
 
同じくシャイヨー宮にて、「AVANT-APRES」という展覧会を見る。世界中の建築プロジェクトが、丁寧に網羅されていて、ゆっくり全部見ると、今、世界中で建てられつつある建築が良くわかる。パネルの大きさ、スライドの変換の早さも実に計算されていて、楽しめる。世界中にこんなに新しいモノが建っているんだと思うと、自分の仕事も丁寧しなくては、と何か戒められる!

 

Paris

 
 
久しぶりに行く、ポンピドーセンターにて、「フリオ・ゴンザレス」展を見る。彫刻・・・あこがれて随分トライしたけれど・・・。こういう作品が作れることに単純に敬意を表する私。繊細でかつ力強い作風にとても感動する。

 

Paris

 
 
パビリオン・ド・アルセナルに、レ・アールの再開発のコンペ案の展覧会に行く。大好きな建築家、伊東豊雄先生の案は素晴らしかったのに・・・。アーバニズム、はフランス人のオハコだけれど・・・。他の案もとても興味深く、レ・アールのように様々なファクターを持つスペースの設計は本当に難しいのだろうと思いを馳せる・・・。私はジュエリー・デザイナーでよかった!

 

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ポンピドー・センターの新しい買い上げ作品の中でも、大好きなアーティスト、ルイーズ・ブルジョアの展示を見に行く。いつか、ベルサイユ宮殿の中にあったインスタレーション。透明感と力強さの共存する作風は本当に素晴らしい。私はコスチューム・ジュエリーという分野だけれど「透明感と力強さ」はあらゆる意味でも、人間性だとしても魅力だと思うけれど・・・。
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